札幌オオドオリ大学

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授業詳細

【宇宙科学】

宇宙の謎 ブラックホールにハマる〜好奇心旺盛なあなたは、出てこられないかもしれません。〜

2010年02月06日(土) 16時50分 ~ 19時00分    教室:JRタワー展望室 T38(タワー・スリーエイト)
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※1:本授業の抽選は2010年1月29日(金)に行います。(抽選予約受付は1月28日(木)24時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は2010年2月4日(木)0時まで先着順でお申し込みを受付いたします。
ブラックホールってなに、どこにあるの、どんな色なの・・・
ブラックホール研究の最先端のお話を聞きにきませんか?
教室は、建造物では北海道一の高さを誇る地上38階のJRタワー展望室。
“北海道で宇宙にいちばん近い場所”で、一面に広がる札幌の街並みを見おろし、
不思議に満ちた宇宙を見上げながらの授業をお楽しみください。

(授業コーディネーター:松本宏美)

早崎 公威 / 北海道大学大学院理学研究院 学術研究員

1975年神奈川県相模原市生まれ。博士(理学)。専門は宇宙物理学・ブラックホール天文学。 北海道大学大学院を修了後、京都大学基礎物理学研究所などを経て、2009年4月から現職。 2008年、銀河同士が衝突合体する過程を解き明かすカギとされる「双子ブラックホール」のまわりに、特徴的なガス円盤ができることを計算によってはじめて説明した。 現在、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」に設置された装置を使って、双子ブラックホールを観測するプロジェクトに参加。この分野で最も期待される若手研究者の一人である。 趣味はサーフィン。石狩や小樽、苫小牧の海岸に出かけ、雄大な自然と対話しながら研究の構想を練ることもあるという。

DJ龍太 /

12月1日生まれ 射手座 O型 札幌市出身。 2002年、知り合いに拉致され、知らないうちに MICの前に立たされ、 知らないうちに「G-TRACKS COUNTDOWN」のDJとして登場、何故? 趣味・特技は、サーフィン、カラオケ、LIVE、熊の観察(まだ見たことがない)! 座右の銘は「チャレンジ」~何に対しても前向きに AIR-G担当番組>大三元[月~水] 18:00-20:00 AIR-G' 40 VIBES[木] 18:00-20:00 龍太の漢一匹!畳魂[木] 深夜2:00-3:00

今回の教室:JRタワー展望室 T38(タワー・スリーエイト)

住所:住所:札幌市中央区北5条西2丁目5番地JRタワー展望室 38階
電話:011-209-5500
(お問合せは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容につきましては、
札幌オオドオリ大学までお尋ねください。)
最寄り駅:地下鉄南北線・東豊線 札幌駅 直結/JR札幌駅 直結

<注意事項>
受付はJRタワーイースト6階展望室エレベーター乗り場となります。
地図を見る

地上38階・160mのJRタワー展望室は、建造物では北海道一の高さを誇るフロア。一面に広がる札幌の街並を360。見渡す事ができ、日常では見ることのない街の表情、雄大なパノラマ楽しむことができる。

レポートタイトル:ブラックホールという名のエンターテインメント

気温−6℃。真冬の猛烈な吹雪に包まれたJRタワーの展望台。窓は一面まっ白です。
授業開始が近づくにつれて雪も晴れて、外の景色もだんだん輪郭を帯びてきました。

登場したのは、宇宙物理学者とDJ。
大柄な体格、スキンヘッドの頭に黒縁眼鏡、ピンク色の襟付きシャツという風貌。気鋭の若手研究者というよりは、体育会系のアーティストのような早崎公威先生。
黒い上着に金髪のヘアースタイル、首にはマフラーを巻いているDJ龍太さん。
この異色のコンビが、今日の先生です。

夕闇に覆われて、キラキラとした札幌の夜景が浮かび上がりはじめたところで、
授業のはじまりです。

●第一部
まずは、早崎先生とDJ龍太さんの掛け合いによる、宇宙の基礎知識の解説からです。

研究とは世界観を構築すること。そんな考えを持っている早崎さんは、ブラックホールが不思議で理解したいと思ったのが興味を持ったきっかけです。
宇宙には無数の銀河があります。銀河を構成する星の数はおよそ一千億個。太陽のおよそ20倍の星が寿命を迎えて大爆発を起こすと、ブラックホールができると言われています。
ブラックホールの質量はおよそ太陽の10万倍。太陽の質量は10の33乗gです。
つまり単純計算すると、ブラックホールの質量は10万×10の33乗gということになります。銀河の中心にはブラックホールが存在すると考えられており、天の川銀河の中心にあるブラックホールの質量は、太陽の400万倍だそうです。
大変な質量を持つため、光も吸い込まれてしまいます。吸い込んだものは全て質量になるのです。光を吸いこむというのに、なぜブラックホールがあるとわかるのか。それは、周囲にある星の運動やガスの観測から、ブラックホールが存在することが確認されているからです。

●第二部
ブラックホールはどんな姿をしているのか?
20分間の休憩時間を使って、札幌の夜景を見ながら、
スケッチブックにブラックホールの予想図を全員に描いていただきました。

全員のイラストを早崎&DJ龍太のコンビが一つ一つ丁寧に解説していきます。
渦巻き、土星のような丸い輪、壺、コマの形もあれば、ハート型、サングラスをかけた顔、はたまた、家の中でちゃぶ台を囲んで人がお茶を飲んでいる風景、四角いピラミッド、ヘビがとぐろを巻いているイラストに至るまで、実に豊かな想像力です。
DJ龍太さんの「ウルトラQのオープニングみたいですね」とか「サザエさんじゃないですか」といった、二人の掛け合い漫才のような解説は抱腹絶倒ものでした。

大切なのは、「そんなのは科学的じゃない」と頭ごなしに否定するのではなく、
「そういう発想もできるんだ」と気付くこと。
日常と科学を組み合わせて、いかに新しいものを生み出すか、その発想こそが大事なのです。これには、目から鱗が何枚も落ちました。
古代インドの宇宙観も引き合いに出されるなど、非常に知的なエンタテインメント味あふれた解説でした。

最後は、早崎先生によるブラックホール研究の紹介です。
最新のブラックホール研究の理論計算をもとに創られた、銀河同士が衝突するアニメーション映像を公開してれました。銀河が左右からぶつかり、大きく星が弾けて飛び散る映像は迫力ものです。早崎さんが研究しているのは、二つのブラックホールが合体したバイナリーブラックホール。100銀河に1個の割合でバイナリーブラックホールが存在するそうです。昨年7月、ブラックホールを観測するためのX線観測装置MAXIがロケットで打ち上げられました。今後、ブラックホールの観測によって、さらなる宇宙の解明が期待されます。

授業が進むにつれて展望台は暗闇が濃くなり、札幌の光輝く夜景が広がりました。
夜景の光一つ一つが、宇宙に果てしなく存在する銀河のようにも見えます。
そう、このオオドオリ大学の会場も、札幌の美しい光に照らし出された「宇宙」に位置しているのです。気が遠くなるほどの長い宇宙の歴史の中で、札幌オオドオリ大学の歴史も
この日から開始されたのでした。

難解なブラックホール理論を、極上のサイエンス・エンターテインメントに仕立ててくださった早崎先生&DJ龍太さん集まってくれた生徒のみなさん、スタッフのみなさま、
どうもありがとうございました!


(沢田石誠)

※写真をクリックすると拡大します。


 

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レポートUP
カテゴリ:【宇宙科学】
定 員 :25人
参加対象:ブラックホールに興味のある方、宇宙に興味のある方。