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【自然史科学】4人の恐竜博士と2億年前へタイムスリップ!〜入門編から最新の研究まで、未来に役立つ恐竜の世界って?〜
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※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は2010年3月11日(木)24時まで先着順でお申し込みを受付いたします。
人類が誕生してからまだ500万年しか経っていないことを考えると、恐竜は生物の大先輩と言える存在です。
今回は、北海道大学で恐竜について研究されている林昭次さん(専門はステゴサウルス)、千葉謙太郎さん(専門はセントロサウルス)、石田祐也さん(専門は化石とイグアノドン)、田中康平さん(専門は卵)の4名による恐竜教室を開催。
前半は「入門編」。
それぞれの恐竜の進化の過程や、特徴などを解説しながら、謎の多い恐竜の世界を解き明かしていきます。
後半は「応用編」。
恐竜の骨をCTスキャンにかけたり、集団死の跡から恐竜の齢構成を読み取ったり、
卵から繁殖活動の進化を解き明かしたり、化石から恐竜の種類を識別したり……
興味深い先生達の研究内容をご紹介。
もしかしたら、人類にとって役立つ情報が隠されているかも?
4名によるスペシャル恐竜教室。
ぜひお楽しみください。
※希望者は、授業後博物館内にある恐竜の骨の展示室を先生のガイド付きで見学できます。
(授業コーディネーター:ドゥヴィーニュ仁央)
林 昭次 / 北海道大学大学院理学院 専門研究員
1981年、大阪府生まれ。 2009年に北海道大学理学院で博士号を取得。現在は、北海道大学理学研究院専門研究員、札幌医科大学非常勤職員。4月からはドイツ、ボン大学のポスドク研究員として勤務する。 骨組織(微細構造)を基に、絶滅動物の生態を研究している。 趣味は音楽フェスに行くこと。
千葉 謙太郎 / 北海道大学大学院理学院自然史科学専攻 博士前期課程2年
1985年北海道札幌市生まれ。 学士。専門は古脊椎動物学。学部は東北大学理学部で微古生物学・古海洋学を学んだ後、北海道大学院理学院博士課程前期に進学しセントロサウルスのボーンベッドを対象に研究を行う。2009年よりカナダで発掘調査を行う。 趣味はラーメン食べ歩き。
田中 康平 / 北海道大学理学院自然史科学専攻 博士前期課程1年
1985年愛知県名古屋市生まれ。 2008年北海道大学理学部地球科学科卒業。現在同大学院修士課程在学中。絶滅動物の繁殖生態やその進化を解明することを目的に、恐竜類や鳥類,爬虫類などの卵・巣化石を専門に研究している。これまでにカナダや中国などの国内外の研究調査に参加した。 天文学や芸術にも興味があり、時間のあるときには天体観測や美術館に脚を運び、リフレッシュしている。
石田 祐也 / 北海道大学大学院理学院自然史科学専攻 博士前期課程1年
1985年生まれ。徳島県板野郡北島町出身。 北海道大学理学部地球科学科卒業。学部卒業研究では、イグアノドン類恐竜の記載研究を行った。現在は科学コミュニケーションを専攻しており、博物館における古生物展示空間の展示手法について研究中。 趣味は家事全般。ケーキを作るのは好きだが、食べるのは好きではない。
今回の教室:北海道大学 総合博物館2F 共同研究室
住所:住所:札幌市北区北10条西8丁目
電話:011-706-2658
(お問合せは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容につきましては、札幌オオドオリ大学までお尋ねください。)
最寄り駅:JR札幌駅北口より徒歩10分。クラーク像とポプラ並木のちょうど中間にあります。
博物館(北大構内)には車で乗り入れできません。バス・地下鉄等の公共交通機関のご利用をお願いいたします。
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北海道大学総合博物館。この建物の歴史は古く、もともとは北海道帝国大学理学部本館でした。
昭和4年に竣工され、北大の中でももっとも古い鉄筋コンクリート建造物です。
今回の先生は、この北大総合博物館で、日々恐竜の研究に打ち込んでいる4人の若き博士達です。
最初は、田中康平先生が恐竜について解説してくれました。
恐竜の特徴とは、胴体から脚がストンと真下に生えているところにあります。
恐竜は、竜盤類や鳥盤類など実に数多くの種類がいます。
恐竜が生きていたのは二億三千万年前から六千五百万年前。
地球の歴史の長さを2.3mのひもに表すと、恐竜が生きていたのは、現在の位置から11,5センチから3,25センチの間になります。
恐竜が栄えていた時代の地球は、今よりもずっと温暖だったようです。
最近『サイエンス』に発表された学術論文によって、恐竜が絶滅したのは隕石が衝突したためと特定されました。
隕石によって物理的な衝撃を受けて大津波が起こり、太陽の光が遮断されたためと言われています。
では、恐竜は完全に途絶えてしまって、現代に全く存在していないのでしょうか?
実は、恐竜はある生物に姿を変えて、現代でも生きています。
その生き物が鳥です。
羽を持っている恐竜がいたことからも、現在の分類学の観点から、鳥類は恐竜の一部と考えられています。
隕石が衝突して恐竜が絶滅しても、ほ乳類はなぜ生き残ることができたのでしょうか?
それはまだ解明されておらず、これからの研究が待たれます。
ここでクイズが出されました。
Q1 ブロントザウルスという名前は現在は学術的に使用されていません。理由は?
Q2 箇所から大量に同じ種類の恐竜が見つかるのはなぜ?
Q3 ステゴザウルスの背中にある板は何のため?
Q4 恐竜は子育てしたの?したとすれば、どういうことをしたか?
答えは恐竜博士たちの研究紹介の中で明らかにされていきます。
大学の卒業研究でアメリカユタ州で発掘調査を行った石田祐也先生は、現地でひたすら発掘を続ける日々を送り、ある化石を発見しました。
発掘された地層から、いつの年代か、その化石にはどんな特徴があるのか、どの部位か、恐竜の名前は何かなど、詳細に特定していきました。
わかったことは、その化石はイグアノドン類。卒業論文で、似たような特徴を持つテナントサウルスとほぼ同時代に共存していることを科学的に位置づけました。
さて、ブロントサウルスは新しい種類の恐竜ではありません。
1877年に発見された恐竜はアパトサウルス・アジャクスと名付けられました。
その2年後に発見された恐竜はブロントサウルスと名付けられました。
ところが、この二つは、実は同じ動物だったということが後でわかったのです。
国際ルールでは、先につけられた名前に優先権(先取権)があることを宣言しています。
そのため、ブロントサウルスは現在、アパトサウルス・アジャクスと呼ばれています。
千葉謙太郎先生は、現在発掘調査でカナダのドラムヘラー在住のため、現地からビデオレターを送ってくれました。
ドラムヘラーは恐竜で有名な町で、町全体が恐竜一色に染まっています。
交通標識やレストランなど街の至る所には恐竜のマークだらけです。
恐竜の骨は8m×8mの空間に500個も発見されています。しかも、全て同じ種類で幅広い年齢です。
このことから、どうやら恐竜は群れで暮らしていたと考えられます。
林昭次先生は、恐竜の成長について研究しています。
実は恐竜の骨にも年輪のような模様があり、恐竜の寿命や年齢が査定可能です。
また、ステゴザウルスの背中にある板は、からだの成長が終わっても板は成長しつづけます。
板があるのは、雌へのアピール、群れの中での威嚇、体温調節のラジエーターなど、
様々な機能があるそうです。
田中康平先生は、恐竜の繁殖活動について研究しています。
たとえば、卵のカケラからその断面と構造をもとに、どういう恐竜なのかを調べています。
恐竜は実際に子育てをしていたようです。
骨や卵の形から、父親が卵を抱いて子育てをしていたという研究もあるそうです。
恐竜は地球の太古への夢を誘う壮大なロマンです。
恐竜を研究するためには、当時生きていた他の生物、地球環境も調べる必要があります。
さらには、温暖化が問題となっている現在、恐竜時代の生物や地球環境を知ることによって、現代の環境問題に応用できることもあると博士達は語ります。
恐竜博士達の今後の活躍に、大きく期待します。
(運営スタッフ:沢田石 誠)

定 員 :20人










