札幌オオドオリ大学

  1. Home
  2. ドリ大について
  3. 参加方法
  4. 授業・レポート
  5. 先生
  6. キャンパスガイド
  7. 支援サポーター

授業詳細

【社会】

たった一枚のサッポロ

2010年06月12日(土) 13時30分 ~ 16時30分    教室:札幌市中央図書館 3F講堂
  • 授業情報
  • レポートUP
  • フォトレポートUP
  • コメント・トラックバック
※1:「サッポロ」をテーマにした写真を、デジカメで100枚撮ってくること、それを当日持参することが参加するための必須条件になります。
※2:授業運営上、ケータイ電話での参加はご遠慮ください。
※3:本授業の抽選は2010年5月24日(月)に行います。(抽選予約受付は5月24日(月)12時までとなります。)
※4:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、2010年5月30日(日)23時まで、先着順でお申し込みを受付いたします。
※5:当日、授業実費として【500円】をいただきます。
※6:授業開始30分前より受付を開始しています。
あなたにとってサッポロとは何ですか? 
大好きなサッポロ、大キライなサッポロ、ふと思い出すサッポロ、いつもそこにあるサッポロetc…。

サッポロで暮らす人も、働いている人も、通っている人も、たまにしか行かない人も、
それぞれにとってのサッポロの街があると思います。
よく行くお店や、よく会う友達、気持ちのいい通りや公園など、
あまりにも日常すぎてそれらを写真に収めていることは少ないかもしれません。

今回は、授業までに自分のデジカメで100枚の写真を撮っていただきます。
これはこの授業に参加するための必須事項です。
簡単に撮影できてしまう人もいれば、意外と苦労する人もいるかもしれません。
でもがんばって撮ってきてください。授業はそこからはじまります。

授業は、それぞれが撮った100枚の写真をもとに、ディスカッション、ワークショップを通して展開します。
100枚の写真と、サッポロという街をつかってあなた自身をあらためて見つめなおす授業です。

また、この授業は帰りにお持ち帰りいただくものがありますので、そのために500円の実費がかかります。
授業に参加される方はかならず500円を持参してください。
もちろん、筆記用具と撮った写真100枚(デジカメ)も忘れずに。


「たった一枚のサッポロ」は、札幌オオドオリ大学と、こどもごころ製作所とのコラボレーションによる授業です。シブヤ大学、京都カラスマ大学、大ナゴヤ大学と4つの姉妹校で、それぞれの街を使い、同じ授業を展開します。

【こどもごころ製作所】    
こどもの頃はみんな持っていた、けれど大人になるにつれていつの間にか忘れてしまったキラキラした気持ち、好奇心、目の前のものにいつもワクワクしていたあの感じ。そんな「こどもごころ」を大人たちが取り戻せば、毎日はもっと楽しく豊かなものになる。そんな思いから、こどもごころ製作所はワークショップをはじめ、さまざまな活動を実施しています。

■こどもごころ製作所のWebサイト:
http://www.kodomogokoro.jp

軽部 拓 / こどもごころ製作所 所長

1968年生まれ 東京大学経済学部卒 博報堂に入社して以来一貫してマーケティング畑を歩む。 2004年初の著書『あなたはクセで生きている』発表。 2007年こどもごころ製作所所長就任。

井口 雄大 / こどもごころ製作所 コピーライター

1998年中央大学法学部卒。同年博報堂入社。 主な仕事に、全日本空輸「夢見るヒコーキ。ANA」、日本医師会・意見広告、三井不動産レジデンシャル「すまいの風景」キャンペーン、リクルート・ゼクシィ2009年キャンペーン、印税寄付プログラム「Chabo!」など。 東京コピーライターズクラブ会員。

佐藤 雅英 / 写真家

1946年 稚内市生まれ。札幌在住。 1974年 ヨーロッパをはじめアメリカ、アジア諸島の撮影を始める。 1989年 世界デザイン博覧会「世界大写真展」に選抜される(名古屋) 1990年 北海道新聞「アトリエの中の顔」を竹岡和田男氏と連載12回(佐藤忠良_岩橋英遠など北海道ゆかりの画家を尋ねる) 1991年 札幌市民文化奨励賞受賞 1992年 北海道新聞日曜版「匠の顔」連載25回 1993年 中国東北三省を代表する文化人を撮影する 1994年 中国魯迅美術学院から外務省国際交流基金を通じて写真学科客員教授として招聘される 2000年 「現代日本の写真」日本を代表する110名に選抜される(ARTBOX international) 2005年 北海道文化奨励賞受賞

今回の教室:札幌市中央図書館 3F講堂

住所:札幌市中央区南22条西13丁目
電話:011-512-7320
(お問合せは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容につきましては、札幌オオドオリ大学までお尋ねください。)
最寄り駅:札幌市電 「中央図書館前」から徒歩約1分
じょうてつバス 札幌駅バスターミナル・大通駅(大通西4丁目)・西11丁目駅・真駒内駅より「南21西11」下車、徒歩約5分
地図を見る

札幌市内では最大規模の図書館。各区にある地区図書館や区民センター、地区センター図書室などの市内図書館施設のセンター機能も兼ねている。
図書は1人10冊まで、14日以内まで貸出可能。

レポートタイトル:写真を通して知る自分、写真でわかった新しい札幌

緑が色づいた札幌は、柔らかい木漏れ日があふれています。
今回の舞台は、札幌市中央図書館3階講堂です。
事前課題として、札幌の風景を100枚デジカメで撮っていただきました。

講師は、こどもごころ製作所所長の軽部拓さん、同じくこどもごころ製作所の井口雄大さん、プロカメラマンの佐藤雅英さん(札幌在住)です。
カメラが趣味という方は3名。地域に根ざした仕事をされている方や、クリエイティブ系のお仕事をされている方も何人かいらっしゃいました。

札幌の風景を100枚撮った感想は・・・
・観光で写真を取ることが多いので苦にならない。
・大変だった。
・普段いつも写真を撮っているので、大したことない。 
みんな様々ですね。

佐藤雅英さんは、写真を撮る前に、まず対象を徹底的に調べることから始めるそうです。
たとえば札幌の建築物を撮る場合、どんな建築物があるか、撮るに値するかをリサーチする、
とのことです。

指をちょこっと動かしてカメラのシャッターボタンを押す。
その一瞬の行為の中には、自分自身のこだわりや気持ちが反映されています。
写真を撮ることは、写真を通して自分を見ることでもあり、札幌と自分の関係を知ることでもあります。

STEP1
まず行うのは、100枚撮った写真を50枚に削除する作業です。
せっかく撮ってきた写真を、断腸の思いで半分に減らすのです。
まさかの展開にみな驚きながらも、作業に没頭していました。

削除すると聞いてどう思ったか? という感想は・・・
・最初はサクサク削除していくことができたけれど、進むにつれて段々迷うようになった。
・何となく撮った写真もあるので、「やった!」という気持ちで消せた。
・だんだん難しくなった。自分の中で面白いものを残したかったので、そうでないものは消した。
・絵はがきのような説明調のものを削除した。
・面白いかどうかを基準に消した。

削除する行為の中には、自分の作品に対する複雑な思いが込められています。
佐藤さんも、撮影よりも撮った写真をセレクトする方が大変で、夜も眠れないくらいに悩むそうです。
最後には、奥さんや娘さんに意見を伺うこともあるとのことで、娘さんが選んだ写真の方が評判がいいことも多いそうです。

写真を選ぶとき、他人に見せることを意識するか?と言う質問には、ほぼ全員の手が上がりました。

削ることが苦にならないのは、写真に愛着がないのか?
どうしてもこれ、という50枚を保つためのラインを決めるのが難しい。そんな意見も出ました

STEP2
次に行うのは、50枚まで削った写真を、さらに絞って10枚まで残す作業です。

50枚から10枚に絞った感想は・・・
・100枚から50枚まで削るときは人の目線を意識して、10枚まで削るときは自分の好きなものを残した。
・後からでも撮れる写真を消した。たまたま撮れた写真だけを残した。
・どんどん削除するにつれて、自分の趣味がばれる感じがして、恥ずかしかった。でも「見て」という気 持ちが混ざって、途中から開き直りだった。

みな困惑しながらも、写真のセレクションに没頭していました。

STEP3
最後に、一人一人に、選び抜かれた10枚の写真を解説していただきました。
札幌ドームもなかのアップ、通勤途中で撮った夕焼け、公園にある石像、ベランダから見えた公園、市電の線路など、絵はがきや観光ガイドブックには決して載ることのない札幌の風景が次々に映し出されます。
異国情緒たっぷりのアジアのような写真もあり、札幌を対象にしたとは思えない写真ばかりです。

佐藤さんも、フォトエッセイを出した方がいい、プロっぽい、フレーミングがうまい、という激励や、
マニュアルモードを使いこなせるようになると写真の腕が上がる、という技術的アドバイス、
写真に「匂い」が写るようになるとプロのフォトグラファー、など様々なコメントいただきました。

さて、10枚の中から9枚を削除して、渾身の作品を1枚だけ選んでいただきます。
その1枚こそ、「たった1枚のサッポロ」なのです。

たった1枚のサッポロを決めていただいた後は、
札幌市の地図に写真を撮影した場所をマークしていただきました。

全体を通して、次のような感想が出ました。
・シリーズものに挑戦したい。
・みんなで一つのものを作る一体感があって、楽しかった。
・まさかこんなこと(削除すること)になるとは・・。別の機会に行うと違う写真を選んだかも?
・札幌の歴史がわかった。
・札幌と自分の距離感がわかった。
・他の人の写真の捉え方、感性が参考になった。これからも写真を撮りたい。

デジカメというハードの登場により、誰でも写真を簡単に撮れて、削除も簡な時代になりました。
しかし、便利になると、判断基準が薄まってしまいます。
100枚撮った写真を1枚に絞ることによって、選び取った自分や札幌にも気付きがあったのではないでしょうか? デジカメで写真を撮ることは、自分を見つけることでもあります。

写真には、撮る、セレクトしてプリントする、飾るという3つの楽しみがあります。
お土産として、プリントされた「たった一枚のサッポロ」がプレゼントされました。

「たった一枚のサッポロ」には、作者の札幌への愛情が、一瞬の風景として表象されています。
みなさんの「たった一枚のサッポロ」は、どんな写真でしょうか?

(運営スタッフ:沢田石誠)

※写真をクリックすると拡大します。


 

この授業への皆さんからのコメント

1. 趣味で撮る、記録で撮る、見せるために撮る…
写真を撮るにも色々な動機やシチュエーションがありますが、自分が「撮ったもの」とこれほどまでに向き合ったのは初めて!札幌はもちろん、写真の魅力に気づかせていただきました。
2010年06月18日(金) 19時59分(しろくま)
2. しろくまさん>
コメントありがとうございます。
札幌のことをみなさんの写真から改めて知ることとなった時間でした。
カメラを持ってこれからの季節も撮っていってくださいね☆
2010年06月23日(水) 11時37分(カンリ)
ご質問・ご感想など、コメントをお書きください。
コメントを投稿するには、会員登録した後、ログインして頂く必要があります。

この授業への皆さんからのトラックバック

トラックバックがありません。

トラックバック用URL

トラックバック
上の画像の英数字を、上記テキストボックスのurlのあとに入力して送信してください。
例)http://odori.univnet.jp/subjects/trackback/22/a1b2c3d4e5
また、トラックバックは承認制のため表示に多少時間がかかります。


レポートUP
カテゴリ:【社会】
定 員 :15人
参加対象:「サッポロ」をテーマにした写真を、デジカメで100枚撮ってこれる方なら、どなたでも。