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授業詳細

【体育】

小林さん、クライミングの魅力って何ですか?【第一部・第二部通し申込】
〜視覚障害のあるフリークライマー世界チャンピオン・小林 幸一郎さんに聞いてみよう〜

2014年11月09日(日) 10時00分 ~ 16時00分    教室:グラビティリサーチ札幌
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※1:本授業の抽選は2014年10月31日(金)に行います。(抽選予約受付は10月30日(木)24時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は2014年11月6日(木)24時まで先着順でお申し込みを受付いたします。
※3:参加費3,400円 (施設利用料1,600円・シューズレンタル料300円・保険代500円・第二部授業料1,000円)【補足】グラビティリサーチ札幌の期間券、回数券、マイシューズ等をお持ちの方は、施設利用料、シューズレンタル料はかかりません。
※4:キャンセル・欠席の場合は後日、振込にて参加費をお支払いいただきます。
※5:グラビティリサーチ札幌でクライミングを行ってから大通の「ドリノキ」に移動しフィルム上映+小林さんトーク+対話を行います。(移動のため地下鉄を利用するため交通費がかかります。別途)
※6:障がいをお持ちの方はお申し込みの際にodori@univnet.jpまで、障がいの種類(視覚障がい、聴覚障がい、その他)、最寄り駅からの誘導の必要不要等、ご連絡ください。
こちらは第一部(午前)・第二部(午後)通してのお申し込みになります。第二部のみのお申し込みも可能です。その際は こちら  からお申し込みください。


【第一部(午前)】 クライミング(ボルダリング)体験
         (アイマスクをしてブラインドクライミングにチャレンジ!)
【第二部(午後)】 フィルム上映+小林さんトーク+対話

札幌の街中にも雪虫がちらほら、もうすぐ冬がやってきます。
冬になったら、外でのスポーツはなかなかできなくなりますね。

そんな時に・・・

皆さんは、クライミングというスポーツを知っていますか?
そう、最近テレビとかでよく見かける、自然の中で外の岩を登ったり、室内でカラフルな丸い大きな石のようなものがついた壁を登る、あのスポーツです。

今回の先生は、そんなクライミングの世界チャンピオン小林幸一郎さん。
今年9月にスペインで開かれた世界選手権視覚障害の部で、金メダルに輝いたトップアスリートです。
小林さんは28歳の時に、「網膜色素変性症」という病気を発症し、現在は目がほとんど見えません。
でも、登ります。そして、こよなくクライミングを愛しています。

また、小林さんは、クライマーであると同時に、
フリークライミングスクールの企画運営等を行うNPO法人モンキーマジックの代表でもあります。
モンキーマジックが取り組むのは、
視覚障害の有無に関わらず、いろいろな人がクライミングを通じて出会える場所づくり。

今回の授業では、
小林さんと一緒に実際にクライミングを体験してみます。(午前)
そして、
小林さんがモンキーマジックをどんな思いで、どんな取り組みをされてるのかを聴いてみます。(午後)

テーマは午前も午後も、「小林さん、クライミングの魅力って何ですか?」。

・ルールを守れば、誰でも安全に安心して楽しむことができる
・登るルートは自分次第
・一人一人の登り方、ゴールがある
・共に楽しむクライミング仲間ができる
・全身運動なのでダイエットにも効果的!?

たぶん、クライミングの魅力はたくさんあります。

そんな、クライミングの魅力を、小林さんと一緒に、参加して頂く生徒の皆さんと一緒に、
考えてみる授業にしたいと思っています。

クライミング未経験の方も、経験者の方も、視覚障害がある方もない方も、どなたでも大歓迎です。
一緒にクライミングを楽しみましょう!

<授業料>
【第一部+第二部通し参加】
3,400円 (施設利用料1,600円・シューズレンタル料300円・保険代500円・第二部授業料1,000円)
※余分に集まったらNPO法人モンキーマジックに寄付させて頂きます
※グラビティリサーチ札幌の期間券、回数券、マイシューズ等をお持ちの方は、施設利用料、シューズレンタル料はかかりません。

【授業の流れ(予定)】
一部(午前の部)
10:00 集合(グラビティリサーチ札幌)
施設説明、小林さん紹介、着替え、準備
10:15 小林さんによるクライミングレクチャー
10:30 実際に登ってみよう(3人一組×5チーム)
    アイマスクをしてブラインドクライミングにチャレンジ!
11:30 振り返り・感じたこと、気付いたことシェアリング
11:45 着替え
12:00~12:30 ドリノキ 移動
12:30~13:15 お弁当ランチ ※各自、お昼ごはんをご持参ください

二部(午後の部)
13:15  開場(ドリノキ)・受付開始
13:30 午後の部スタート フィルム上映+小林さんトーク+対話
   テーマ「小林さん、クライミングの魅力って何ですか?」  
   ・「見えないチカラ」ドキュメンタリーフィルム(40分)上映
   ・小林さんが語るクライミングの魅力(マンデーマジックの実践から見えること、感じること)
   ・対話形式で自由にトーク(前半部分を聴いてそれぞれ疑問に思った部分、
                 深ぼりしてみたいことをざっくばらんに小林さんに直接質問) 
15:30 振り返り・まとめ
16:00 授業終了

(授業コーディネーター 常井 玄)
共催:NPO法人モンキーマジック

小林 幸一郎 / NPO法人モンキーマジック 代表理事

1968年東京生まれ。大学卒業後、旅行会社、アウトドア衣料品販売会社などを経て、33歳で独立。16歳(高校2年)でフリークライミングと出会う。それまで全く運動をしていなかったが、さまざまな環境の変化の中でもこのスポーツを止めたことはなかった。28歳のときに眼病が発覚、将来失明するという診断に失意の日々も送るが、その後さまざまな出会いから現在の活動を開始。第一回障害者クライミング世界選手権、視覚障害男子の部優勝。視覚障害者へのフリークライミング普及活動を行う「NPO法人モンキーマジック」代表理事。 ・パラクライミングカップ(ロシア)2006 視覚障害クラス優勝 ・イタリア世界選手権2011  B2クラス優勝 ・視覚障害者クライミング日本選手権2013,2014 優勝 ■NPO法人 モンキーマジックについて 2005年8月NPO法人認証設立。スクールやイベントを通じ、視覚障害者を主な対象としたフリークライミングの普及活動を行う。様々な交流を生み出し障害者理解やその自立支援の実現を目指しています。 NPO法人モンキーマジックオフィシャルサイト http://www.monkeymagic.or.jp/

今回の教室:グラビティリサーチ札幌

住所:札幌市中央区北二条東4丁目 サッポロファクトリー1条館1F
■地下鉄東西線「バスセンター前」8番出口徒歩4分(約200m)
地図を見る

札幌の大型商業複合施設「サッポロファクトリー」1条館1Fにあるクライミング施設。クライミングを始めたての方はもちろん、利用者のレベルに合わせてバリエーション豊かなルートで仲間と一緒に楽しく登る事ができます。登山用品、クライミング用品を幅広く取り揃えたショップエリアも併設。

レポートタイトル:クライミングの魅力って何ですか?

「小林さん、クライミングの魅力って何ですか?」
この問が今回の授業のテーマであった。

授業内容としては、
第一部にて、クライミング(ボルダリング)体験をし、
第二部にて、小林さんにフォーカスした映像を見た後に小林さんと対話をするというもの。

僕自身は午後の第二部から参加したのだが、第一部では、アイマスクをしてブラインドクライミングを体験したようだ。三人一組でチームを組み、クライマーに対し下にいる仲間が声をかける。そして、その時のキーワードが「HKK」。目の見えない人に対して、次のホールド(自然の岩や人工壁にある突起や穴や手で持てる部分)の位置を伝えるために、この3要素が非常に大切になってくる。各々のアルファベットの意味は以下のよう。
「H」:方角。1時、11時などとクロックポジションを用いて方角を伝える。
「K」:距離。○○センチなどのような具体的な数値でなく、普通、近く、遠くなどとざっくりで伝える。
「K」:形。ホールドの形を伝える。
このキーワードを用いてクライマーとそのサポートをする人の間ではコミュニケーションが行われるようだ。当日のワークにおいては、僕は話を聞いたり、写真を見ただけだが、初対面の人たちが実際のワークを通じてお互いに支えあい、ワーク後の振り返りにおいては色々と意見を交換し合っている様子が見て取れた。このようにして交流が育まれるのは非常にすばらしいことだなと感じる。

そして午後のセッションでは、まず2つの映像を鑑賞。
1つ目は、目が見えなくなった後にギリシアにクライミングに出かけた小林さんの想いの変遷を綴ったもの。
「昔は自分のためにクライミングをしていたが、見えなくなってからは自分だけでなく、人と共有したり伝えたいものに、人と一緒のものに変わって来た。」と映像の中の小林さんは仰る。また、The North Faceが主催し、世界中からトップクライマーが集まるClimbers’ Festivalでは、壇上にあがり、「みんなが母国に帰ってもし自分と同じような目に障害のある人を見かけたら、声をかけてあげてほしい、そしてクライミングに誘ってほしい。」と訴える。「人に伝えたいものがあることが幸せなんだ」と語る小林さんは、クライミングを通じて、少しでも多くの人が元気になれば、と願い、そしてそれを実現すべく実際に行動に移して行く素敵な方。そんな事がこの映像1つから、強烈に感じ取れた。

そして、2つ目は、イタリアのアルコという、クライミングの聖地で行われたクライミング世界選手権の模様を映したもの。
この映像を通じ、今でこそ少しずつ改善は見られるものの、未だに障害者の行うクライミングは「競技」としてなかなか認知されないという現状を見て取れた。ルールの決まり方、当日使う機材、登るウォールのレベル、などなど解決されるべき問題はまだたくさんあるようだ。1つ目の映像から見て取れる自らの想いを実現させるべく、小林さんはクライミングが実際に「競技」として認知されるために、自分の競技レベルを高めようと日々努力されている。

映像を見た後には、本題である「クライミングの魅力って何?」について小林さんとワークを交えたトーク。ここでも、小林さんは簡単に質問に答えない所が実におもしろかった。小林さんは皆に考えさせたのである。実際にクライミングをしてみて、また、映像を見たり、小林さんの想いを聞いて、参加者がその「魅力」をどう感じるか、各グループに分かれて話し合った。そして、出て来た答えは、「∞」「成」「繋」「共」「挑」などなど。各々のグループは発表時に、どうしてそう思うか、自分の考えを非常に活き活きと伝えていた。もはや、皆クライミングの魅力に取り付かれたようだった。人によって感じるクライミングの魅力は違う。それに気づかせてくれる、小林さん、してやったり、の授業構成だった。

そして、最後に小林さんは、答えを語る。

その答えを知りたい人は、クライミングに出かけてみてはいかがでしょうか。

(授業レポーター:西井 大翔)

===

レポートタイトル:クライミングが教えてくれたこと
~できないことは補い合えばいい

ドリ大の授業で、映画を耳で観る経験をしていたので、目が見えても見えなくても見えづらくても、映画が楽しめることは知っていました。
(http://odori.univnet.jp/subjects/detail/93)

スポーツでいえば、ブラインドサッカー(視覚障害者サッカー)の存在も知っていました。

だから、クライミングだって誰もが楽しめるということは、想像できていたと思う。それでも、疑問が残った。
どうやってホールド(手や足をかける部分)を探すのだろう?
自分の位置、つまり地面からどれくらいの高さにいるのかがわからなくて怖くないのだろうか?


この日、クライミングに参加したドリ大生は18名。
うち、初挑戦は8名。目が見えない・見えづらい方も3名いました。
3名ずつのグループに分かれて、まずは練習。各自、ボルダリングのコースを登っていきます。初めての人たちも、わりとすいすいと簡単にゴールしていました。緊張感もほぐれて、みんな楽しそう。
ちなみに、ボルダリングとはクライミングの一種で、ロープを使わずに、比較的低い岩や壁を登ります。

つづいて、アイマスクをして再び壁に挑みます。
先ほどとは違って、ほとんどの人が苦戦していました。見えないという恐怖のためか、なかには脱落する人も。

そんななか、順調にゴールを決めているチームがありました。登っているメンバーに、下から声をかけて、ホールドの位置をおしえているのは、ほかのチームと同じ。でも、どうやら伝え方が違うみたいです。


<小林先生直伝!見えない・見えづらい人への伝え方>
◎ポイント
HKK(方向・距離・形)を的確に!

◎伝え方
まず、基準になるホールドを伝える。次のホールドの
①方向は、時計の位置で指示(「2時の方向」など)
②距離は、5段階くらいに分類して指示(指~手首の距離は「すぐ近く」、肘の距離は「普通」など)
③形は、特徴を指示(「おめんみたいな形」「メロンみたい」「右から左に持てる」「丸くてツルツルしている」など)


聞けばあたりまえだけど、視覚障害クライミングを知らない者に、簡単に思いつくはずもなく。
伝授された伝え方と、イメージトレーニングの合わせ技で、圧倒的に登りやすくなったようです。

注意点が二つ。
①どう動くかはおしえない
②体にはふれない
理由は、どういうふうにゴールをめざすか考えるのも楽しみの一つだから。小林先生曰く「目の見えない人は、登りたい。だから、できないことを補ってほしい」。
ヘルプは、必要なことだけでいい。
それ以上は、相手の楽しみを奪うことになるのだと、これまた考えてみればあたりまえなことに気づかされたのでした。

「コミュニケーションがあると、安心して飛び降りられる」と言ったドリ大生がいましたが、まさにこれが理想型なのではないでしょうか。
できないことを補い合うための仲間とのコミュニケーション、そこに生まれる信頼、それをもとに自分の意志で選びとる行動。

視覚障害クライミングを楽しむ秘訣は、人間関係を心地よいものにする秘訣でもありそうです。


(レポーター:一條 亜紀枝)

=== 

共催:NPO法人モンキーマジック
【エゾモンキー(クライミングサークル)よりお知らせ】
クライミングに興味がある方はご連絡ください。
月一で札幌市内でクライミング体験のサークル活動を行っています。
・エゾモンキーとは?
北海道で視覚障害者の方をはじめ、障害の有無にかかわらず一緒にクライミングを楽しむ団体です。
・ご質問、参加希望等の連絡先
エゾモンキー 常井 玄
mail:gentokoi@gmail.com
・エゾモンキーフェイスブックページ
https://www.facebook.com/EZOMONKEY2014

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レポートUP
カテゴリ:【体育】
定 員 :15人
参加対象:クライミングをやってみたいけどなかなか始める機会がなかったなという方、小林さんのクライミング話やライフストーリーを聴いてみたい方、誰かと一緒ならクライミングやってみようかなという方、”コミュニティづくり”という言葉になんとなく興味がある方、体を動かすのが好きな方など