札幌オオドオリ大学

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授業詳細

【国語】

小説で探検する北海道 ~いくつ見つかる?北海道の地名~

2018年01月20日(土) 10時30分 ~ 11時50分    教室:テラス計画
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※1:本授業の抽選は2018年1月11日(木)に行います。(抽選予約受付は1月10日(水)24時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は2018年1月19日(金)24時まで先着順でお申し込みを受付いたします。
※3:本授業は参加費として500円(資料代)を頂戴します。
本屋さんに行くと、膨大な数の小説が棚に並んでいます。その中には、北海道を舞台にした小説もまた数多く存在します。一説には、ミステリー小説だけでも北海道が舞台になっている作品は100を越えるとまで言われています。意外にも、北海道は小説の舞台として数多くの作品に登場しているのです。つい先日公開された大泉洋さん主演の『探偵はBARにいる』シリーズも、原作は札幌が舞台になっていたのも記憶に新しいところ。

でも、実際に北海道が舞台になっている作品をいくつ読んだことがあるでしょうか?
大きな声では言えないけれども、ひょっとしてまだ一冊も読んだことがない・・・・?

自分が知っている北海道のまちや建物、お店、駅が小説に出てくると、それだけでニヤリとして物語や人物に愛着が湧いてきますよね。文学の魅力的な舞台設定である地元北海道の小説を読まずにいるなんて、あまりにももったいない!

小説を通して北海道の知られざる魅力を知ることで、ふだん目にしているまちの風景も一変してしまうかも??

そこで、北海道が舞台として登場する本をみんなで持ち寄って、紹介し合いながら、どんな地名が出てくるかを探して地図にピンを立ててみます。登場人物はまちをどんなルートで行動しているのか?作家はまちをどうなふうに描写しているのか?はたしてどんな北海道の地名が出てくるのか?そこから見えてくる新しい北海道の魅力を探っていきます。

今回の講師は、元高校教諭で、現在は作文教室を主催されている藤本研一さん。授業では、藤本さんオリジナルの北海道文学にかんするクイズも出題されます。小説をふだん読む読まないは一切関係なし。北海道が舞台になっている小説について、パラパラとめくってみながら、作品から浮かび上がってくる知られざる北海道をみんなで目撃してみましょう!

(授業コーディネーター:沢田石 誠)

藤本 研一 / 作文教室ゆう/理数教室ゆう 代表

1988年、兵庫生まれ。早稲田大学教育学部。同大学大学院修了(専門:教育社会学)。札幌と帯広にて高校教員として勤務。2016年4月より独立して「北海道から、日本の教育を面白く!」をテーマに、札幌にて作文教室ゆう/理数教室ゆうを設立。本の楽しさを伝えるイベントも多数開催している。

今回の教室:テラス計画

住所:札幌市中央区北2条西4丁目1番地 赤れんがテラス内、5階眺望ギャラリー
地図を見る

赤れんが庁舎の眺望を楽しめるテラスにウォールギャラリー
を併設。
展覧会やワークショップ、講演会など多彩なイベントを開催し、新しいまちの居場所を提案します。

レポートタイトル:地名が出てくるだけでメチャ楽しい北海道文学!

今回の先生は藤本研一さん。2年前まで高校で社会科を中心に教鞭を執ってましたが、現在は札幌駅近くで作文教室と本のイベントを主宰しています。受講生は、受験生・社会人・高齢者まで幅広く、わかりやすい講義には定評があります。

教室のテラス計画には、冬の太陽の光が柔らかく降り注ぎ、教室全体が明るく開放的な雰囲気で満たされています。二組の大きなテーブルには、北海道ゆかりの作家の本が所狭しと並べられました。なぜか、片方のテーブルは文芸作品が中心で、もう片方にはミステリー小説ばかりという奇妙な偏りが生じていました。

テラス計画の窓からは、真冬の北海道の赤レンガ庁舎をくっきりと見渡すことができます。
「北海道出身の作家、佐々木譲『笑う警官』のラストシーンで、赤レンガに警察官が突入する舞台が描かれています」。
藤本さんが指さしながら紹介すると、さながら小説の世界の中に飛び込んだような気持ちを抱かせてくれました。

最初はテーブルのメンバーで自己紹介。持参してもらった北海道ゆかりの作家の本を中心に話題が盛り上がりました。

次に、藤本さんが北海道文学の「新たな楽しみ方」について、3つ提案してくださいました。
1つは「ツッコミ読み」。
札幌市民ならバスで移動する距離を、登場人物がやたらタクシーを使うのはおかしいのでは?札幌駅から定山渓までタクシーで行くか?ずいぶん、金持ってるよな?そんなツッコミを入れながら読んでみると、より読書も楽しめるかも??

2つめは「地図読み」
登場人物たちの行動軌跡を地図に落とし込んでみるという方法です。今回の授業はこれと通じるアクティビティです。

3つめは「経験照らし合わせ読み」
なじみの地名が出てくる場合、情景や登場人物の行動を自分の経験と照らし合わせながら読解すると、作品世界に深く入り込むことができますね。

次に、藤本さんから北海道ゆかりの作家の名前当てクイズが出題されました。作家の経歴がヒントとしていくつか提示され、「この作家は誰?」と作家の名前を当てる形式です。第1ヒントだけでぱっと正解を答える猛者がたくさん回答して、会場はどよめきに包まれました。出題者の藤本先生もびっくり!

そしていよいよ、テーブル大の地図が2枚配布されました。一枚は札幌市、もう一枚は北海道の地図です。参加者はテーブルの本から一冊好きなのを選んで、パラパラとめくりって地名を発見したら、その位置を地図に付箋で張っていきます。付箋の色は作品ごとに異なり、一目で作品と舞台の箇所がわかるようになる仕掛けです。

札幌市民でなければわからないようなローカルの地名がおびただしく登場する作品もあれば、北海道全域が舞台になっていても全く地名が出てこない「欺し」のような作品もありました。舞台が一地域に固定される作品もあれば(『笑う警官』など)、主人公が道内の広範囲を活発に動き回って地名が頻出する作品もある(『リラ冷えの街』など)など、傾向は様々です。特に、札幌市が舞台で主人公が地下鉄でこまめに移動する作品(『サッポロ無職グラフティ』など)では、付箋を張るのが追いつかないほどたくさん地名が登場しました。

付箋が貼られた地図をみると、空白地帯になっているエリアがあったり、特定の箇所だけに付箋が集中していたりする街があるなど、作品特有の偏向が読み取れます。選ぶ本が違っていたら、全く異なる分布で付箋が貼られていたはずですね。

参加者からは、「こんなにも北海道が舞台になっている作品がたくさんあることが驚きだった」という意見があり、みな新しい発見に興奮されたようです。なじみの地名が小説に出てくるだけで、北海道の小説は格段に面白い!ストーリーや情景描写を味わうだけではなく、「地名」を切り口に小説世界を探検する一風変わった読み方、楽しみ方から、これまで気づかなかった「北海道」を堪能された方も多いのではないでしょうか?

(レポート:沢田石 誠)

※写真をクリックすると拡大します。


 

この授業への皆さんからのコメント

1.
■「こないだ札幌駅から乗せた客に奇妙なのがいましてね、『千歳空港まで』、、、。」たしかに、そんなひとがいたらタクシードライバーの仲間内ですぐに噂となることまちがいなし。“つっこみ読み法”は いと楽し。
■「この作家は南北線しか使ったことがないのでは」「この作家はもっとすごい、たぶん時刻表だけみて一冊をつくったにちがいない」「鴨鴨川がでてきたよ つうだねー にくいねー」
■ノンフィクション作品を一人静かに読みふける、、、とおもいきや、じつは熱いひとたちばかり。いま世間では ビブリオバトル なるものがはやっておるそうな。こちらではそんなのを仕組んで見せなくても、読書愛好者である参加者はひとりのこらず わきあいあい あちらこちらに飛び反転しまたもどってきたりと、 北海道地図&幾冊かの本 を囲んで大バトルの楽しい時間がすぎていきました。
2018年01月20日(土) 13時41分(ほしさん)
2.
■『こないだ札幌駅から乗せた客に、、、』のコメントに うちまちがいがありました  / ノンフィクション ではなく フィクション  /  しつれいしました
2018年01月21日(日) 14時22分(ほしさん)
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レポートUP
カテゴリ:【国語】
定 員 :15人
参加対象:北海道の縁のある文学を知りたいかた。冬は本を読みたいかた。北海道文学で知らない文学作品を知りたいかた。など。